ⅩJapanのシンフォニックな曲を中心に聴きたい・・
X、ⅩJapanの曲にはシンフォニックメタルといえるような曲がいくつもある。
1991年12月8日に「X with オーケストラ」といった形でオーケストラと共演したライブが行われたことはⅩJapanのファンの方ならご存知だろう。
まだⅩJapanにJapanがついていなかった、HIDEもTaijiもいたX時代の頃だ。
?1991年12月8日NHKホールで行なわれた「X with オーケストラ」ライブ。
(出典:YouTube)
X、ⅩJapanの曲にはシンフォニックなメタルの曲が多いため、オーケストラと共演をしたライブがとてもよくマッチしていたと思う。ⅩJapanの曲が音楽的にしっかりと構成されてクオリティーの高い曲が多いからだろう。さすが、Yoshikiが100年、200年以上先にも聴かれることを考えて作曲された音楽だと感じる。
1969年にディープパープルが『ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』という形でシンフォニックメタルとしてオーケストラと合同の形で演奏をしたのが初めての試みだったらしい。そういう流れを汲んで、ⅩJapanもX時代の1991年12月にオーケストラとの共演を行ったのだろう。
今回は、X~ⅩJapanの曲でシンフォニックな曲を中心に取り上げたい。
Rose Of Pain
(出典:YouTube)
やっぱりⅩJapanのシンフォニックな曲の中でも、X(ⅩJapan)の曲の素晴らしさを一番感じさせてくれるのがこの「Rose Of Pain」。バッハの小フーガト短調をベースにして作られた曲。
この曲を聴いてると、曲の世界観にいつの間にか完全に引き込まれていく。
Toshiの歌う声は4人の演奏に負けない。素晴らしい唯一無二のボーカリストの歌唱力、表現力。
そしてTaijiがこの頃のXを引っ張っていたと感じさせる、圧倒的な存在感。ただ、この時にはTaijiがベースソロでタッピングをしていない。
HIDEとPATAの?ツインギターのハーモニーの美しさ。どれをとっても本当に素晴らしいX時代の名曲だと実感する。
狂気の入った残酷な歌詞なのに、どうしてこんなに美しいのだろう?最初から最後まで耳が釘付けになり、うっとりと聞き惚れてしまう。
?Taijiがベースソロでタッピングしてるバージョン。
Taijiのタッピングが聴きたい!と思う方は、こちらを聴いてね。12:02~
(出典:YouTube)
Silent Jealousy
オーケストラをバックに演奏したことで、さらにこの曲のメロディーの美しさがきわ立って、さらにクオリティーの高い演奏になった。
Taijiのベースソロが少し悲しげに切なく響き渡る。
(出典:YouTube)
Say Anything
クリアに響き渡っているToshiの声。さすがToshiは唯一無二のⅩJapanのボーカリスト。この時のToshiの声、本当に最高レベル。
3:38~4:47までのHIDEとPATAの息の合った?ギターのハーモニーに何とも言えない美しさを感じる。こんなにも美しく聴かせるフレーズを考えつくこと自体がすごい。
(出典:YouTube)
Endless Rain
ⅩJapanのバラードの中でも一番長く演奏されている名曲「Endless Rain」。
今だにYoshikiのソロのライブでもかなり頻繁に演奏されている。何度聴いても聴きたくなる味わい深い曲だ。
(出典:YouTube)
前奏のTaijiのベースライン、Toshiが英語でセリフを言っている場面のバックにかすかに聴こえてくる、綺麗なベースライン。まさに、Taijiが弾くベースラインは、”歌うベース”のよう。そして、その後のHIDEとPATAのツインギターが美しいハーモニーを醸し出している。オーケストラと共にしっとりと聴かせる演奏をしてくれたX。このオーケストラと共演したライブは、ⅩJapanのX時代での伝説的なライブだ。
?カーネギーホールでのYOSHIKIのソロのコンサートでもオーケストラとコラボレーションして演奏されたEndless Rain.
(出典:YouTube)
Art OF LIFE
(出典:YouTube)
25年以上にYoshikiが作曲したⅩJapanの最高傑作。クラシック音楽を思わせる、ⅩJapanの中でも特にシンフォニックな組曲。第一楽章~第4楽章まである。
1991年7月にリリースされたアルバム「Jealousy」に収録される予定だったが、完成が間に合わなかったらしい。
Yoshikiが自身の半生を表現したという曲で、交響曲のような長さで音楽業界に対する挑戦の曲でもある。
各楽章ごとに分けて聴きたい方は下記の方で、どうぞ!
?第1楽章
?第2楽章
?第3楽章
?第4楽章
(出典:YouTube)
この当時、まだ若干25歳のYoshikiが様々なメンタルの葛藤していて、曲中に何人もの自分が出てきて苦悩している場面が出てくる。曲を聴いているうちにYoshikiの物語の中に入ってしまったような気分になる。
狂気と静寂が渦巻くメロディー。繰り返しのフレーズをピアノで弾いているYoshikiが苦しそうにもがいているように見える。
?このジャケットのYoshikiのX線の写真にドキッとする。
(出典:YouTube)
最後の大サビにド肝を抜かれる。Yoshikは一筋の光を見出して、命の限り生き抜いていくことを決意している様子を表してるのだろうか?
1993年12月30日「ⅩJapanリターンズ」東京ドームライブで初演奏された。最後の35分を過ぎたあたりで?ギターソロ部分でHIDEがミスってしまい、それをPATAがうまくフォローしたらしい。この時、HIDEは高熱を出していたらしい。それでもこれだけの演奏ができたHIDEのプロ意識がすごい。
DAHLIA
XJapanになってからの最高傑作だとサイト管理人が個人的に感じている曲、「DAHLIA」。
Yoshikiは、最初はこの「DAHLIA」が大嫌いだったらしい。こだわりの強いYoshikiはなかなかこの曲が完成できずに苦しみぬいていたのだろう。そして最終的にかなりHIDEのアレンジが加えられて完成したという。
この「DAHLIA」には、バージョンが2つある。
?初めに作られた「DAHLIA」のバージョン。
まだ完成される前の試作品のような段階で1994年白い夜のライブで演奏された。そのため、歌詞が違う。
(出典:YouTube)
?1年後の1995年12月31日に東京ドームライブで新曲として正式に発表された「DAHLIA」。
(出典:YouTube)
?ⅩJapanの復活後のⅩJapanのライブでも演奏された「DAHLIA」。
ホログラムで登場したHIDEがステージで華麗に動き回る。
(出典:YouTube)
ALIVE
最後に・・ⅩJapanのX時代の幻の名曲と言われるー「ALIVE」。
?1988年、目黒の鹿鳴館でのライブ映像。
この頃のToshi、Yoshiki、PATAが23歳。HIDEが24歳。Taijiが22歳。
この歳でToshiはここまでの歌唱力、そして表現力があったのが信じられない。すでにⅩJapanは、この時点で完成されていたと思われる。
(出典:YouTube)
デビュー後、「ALIVE」がⅩJapanのライブで歌われることはなかったが、2017年2月に恵比寿ガーデンホールで行われた”Toshl ロック祭り”の2日目の「VISUAL ROCK NIGHT」で一度Toshlが歌ったことがある。
↑Support menbers
GUITAR CUTT(SPEED OF LIFHTS)
GUITAR MIA(MEIIBRAY)
BASS 祥平(アルルカン)
DRUMS SORA(DEZERT)
KEYBORD 小瀧俊治
(出典:YouTube)
いかがでしたでしょうか?
この7曲を聴いて、私、サイト管理人が思うことは、ⅩJapanは他のバンドとは全く比較にならないほどに素晴らしい楽曲を生み出し、音楽業界に革命を起こしてきた唯一無二のバンドだということです。
このサイトの記事を書くこともあり、他のバンドの音楽を最近よく聴いたりしていますが、「やっぱりⅩJapanは特別なバンドなのだ!!」と、また改めて実感してしまったサイト管理人でした。。
2018年9月の「紅に染まった夜」から、もう一年が経つ。
ぜひとも早くYoshikiとToshlのすみれ組からの旧友関係が回復し、再び彼らの演奏を生で聴ける日が来ることを願うばかりです。
We are X!!

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